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心臓。その1 [病院]

     「ウィペットの心臓は他犬種よりも大きい」

   と、いうことだけは漠然と知ってはいたのですが。
      それだけじゃなかった、ウィペットの心臓!

そんなウィペットの心臓について知り得たことをココに記録するなり。

     きっかけは、毎年2月頃受けている健康診断。
BNP検査を加えたところバドの数値が基準より少し高めに出た。

    BNP(B型ナトリウム利尿ペプチド)とは、
 何かしらの要因により心臓への負荷が増大すると、
その負荷を軽減するために心筋などから放出されるホルモン。

    BNP検査では、そのBNPの濃度を測定。なので、つまり、
基準より高いということは心疾患の可能性があるかもしれない。

      そこでバドの心臓エコーを行いマシタ。

IMG_8722.jpg

 そうしたらば、異常もあるがそこから派生するはずの大きな変化は見られず、
  かといって基準値とも異なるし・・なんじゃこりゃ??

    となりまして。
先生がウィペットの心臓に関する論文を引っぱってきてくれまして。

       先生と一緒にウィペットの心臓について学ぶ日々。
 さらには今月、ぽーに心雑音があり同じく心エコー受けることになり。

  「傾向」が分かってきたのでようやくココに記録できるというわけでして。
     

 続きはこちらから〜↓

    初めにぽバドについてですが、
検査値に異常はあるが深刻な状況ではなく、また目立つ症状も現れず。
  定期的な検査と日頃の様子を観察しつつ、
     投薬についても視野に入れてみていく、という感じデス。

  ではでは、イヌの心臓について、長くなること必須のため、
下記のように大まかに分けて 書いていく予定(タイトルや内容等変更の可能性あり)

 1.心臓について
 2.僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症)について
    2-1.心臓エコー検査図と見方
 3.ウィペットと他犬種の心臓の違いについて

1.心臓について

  心臓は血液を溜め、送り出す臓器なわけですが、
     一つの動きが次から次へと派生していく、
        それはまるでピタゴラスイッチのようだなぁなんて思ったり。

 ゴールはなく、動きはループしているから実はチガウけれど。
心臓.jpg
    例えば、赤く塗った方、左心房と左心室の動き。

 肺から送られてきた酸素たっぷりの血液は先ずLA(左心房)に溜まります。
するとLV(左心室)がぐんっと拡張しLA内に溜まった血液をLV内に引き込む。

 次にLAがぎゅうっと収縮し、LA内に残っていた血液がLV内へと押し出される。
そして血液で満たされたLVが収縮することで血液はAo(大動脈)から全身へ。

 心臓の右側、RAやRVでも同じような動きが繰り返されているわけで。

   僧帽弁や三尖弁などは、各部屋の間で蓋の役目をしています。
          図には書いていないけれど、
   それら弁膜は腱策という何本もの筋で心室とつながれており、
 ぺろんと心房側(反対側)へひっくり返えらないよう支えられています。

 心臓は各部分で重要な役割があり、それらが一連の流れで動いている。
      もしどこかに不具合が生じた場合。

   その不具合を補うために、あるいは不具合により生じた負荷により、
その変化が他の部分に次々と派生していくことで様々な症状が起きてしまう。

  2.僧帽弁閉鎖不全症(僧帽弁逆流症)について

 その名の通り、僧帽弁が閉まりきらず血液の逆流が起きている症状のこと。
    加齢、先天性、腱索断裂、左室拡張など閉まらなくなる原因は様々で、
       さらにウィペットにとっては身近な症状である可能性があります。
                          (ウィペットについては後述)

 僧帽弁から血液が逆流することでどんなことが起きていくのか。

   先述のように、血液はLA(左心房)からLV(左心室)へと流れます。
     心筋は血液が溜まれば溜まるほど、
つまり拡張すればするほど強く収縮することが報告されています。*1

  逆流により血液がLAに戻されると、LAがより強い力で血液をLVへと押し出す。
多量の血液で満たされたLVは拡張し、より強い力で血液を送り出そうとする。
が、弁から血液が逆流するため、LAに血液が満たされる。
   そして拡張したLAは強い力で血液をLVへ・・

 その流れを繰り返すうち、僧帽弁の隙間は大きくなり血液の逆流が増加。
また心筋も弱っていき、肺や全身へ十分な血液を送ることができなくなる。

IMG_9360.jpg
 なんて、言ってくれたらいいのになぁ。。。という、飼主の願望(笑

   何かしらの心疾患がある場合によくみられる身体症状をいくつか抜粋。

     ・咳をする
     ・安静時なのに呼吸が荒い
     ・運動をしたがらない、疲れやすい
     ・心雑音etc..

 けれども、検査数値上では重症化していても、
上記のような身体症状が出ていない症例もあるようです。それでも、
   心臓エコーや心電図などの検査結果を総合的に判断することで、
       症状の程度や今後の治療方針を決めていくことが可能になります。

 次回、実際のエコー図でそのあたりについて記録。

ウィペットの数値が基準値と異なるため、
    より判断が難しいこともここで判明したんですよねぇ・・・

               続く。

*1.Frank-Starlingの法則

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